終了
茶の湯釜の美 ― 京釜の系譜を辿る
開催期間
2014.11.012014.12.14
開催場所
泉屋博古館分館

「初釜」「釜開き」「釜を懸ける」など、茶事を象徴する言葉に多く用いられる釜は、茶の湯の世界において「席中の主」と称されます。茶の湯の世界において、江戸時代以降茶人の好みを反映した茶釜制作の中心的役割を果たしたのが京のみやこでした。

この度の展覧会では、400年の歴史をもつ大西家をはじめとして、名越家、西村家など、先人達の技を受け継ぎ優品を生み出した江戸から近代に至る京釜の系譜をたどり、初公開を含む約50点の作品でその魅力と見どころをご紹介します。また、茶の湯釜の名品「芦屋釜」のふるさと、福岡県芦屋釜の里のご協力のもと、匠の技の美の世界に迫ります。

また、住友コレクションの基礎を築いた住友家15代当主住友吉左衞門友純(号・春翠)の茶会に用いられた御道具をご紹介します。明治・大正期に政財界で同好の士と茶の湯を楽しむ人々が多く輩出し、住友春翠もその一人として知られます。稀代の数寄者の一人とされる住友春翠が、どの様な人々と茶を楽しみ、どの様な道具を用いて茶会を催したのでしょうか。住友春翠が蒐集、愛玩し、茶会にて披露した作品を併せてご紹介します。

この展覧会に関連する
イベント・ラーニング

関連するイベントはありません